マルチホップ・マルチセル無線ネットワークにおける通信可能性に関する検討(モバイルと放送の融合時代を迎えて(1セグ放送, モバイル放送, 携帯放送融合サービス, 1セグ対応携帯端末, モバイルコンテンツと放送コンテンツの融合, マルチメディア配信, ディジタル放送受信機, および一般))
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概要
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本研究では, 移動体通信に中継ノードを導入したマルチホップ・マルチセル無線ネットワークの上りリンクにおいて, 構築される経路数, 経路毎のホップ数に関する統計的性質を求める.このネットワークは, マルチホップ通信を行い, 複数経路で, 複数の基地局に対して, ユーザのデータを送信することを特徴としている.複数経路, 複数の宛先が存在するマルチホップ通信の経路に関する統計的性質の評価はこれまでほとんどなされていない.本研究で用いた経路構築手法では, 受信信号のSNRに基づいてノード間の接続性を表し, 経路選択を行っている.SNRの導出には, 自由空間伝搬損失を考慮している.計算機シミュレーションの結果, 中継ノードの数や送信電力の増加に伴って経路数は増加するものの, 各経路における平均ホップ数は飽和するため設計時に調整が可能であることが分かった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-09-01
著者
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齋藤 将人
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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山本 平一
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究所
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齋藤 将人
奈良先端科学技術大学
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齋藤 将人
琉球大学工学部
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横山 浩太
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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岡田 実
奈良先端科学技術大学院大学
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山本 平一
奈良先端科学技術大学院大学
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横山 浩太
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 情報システム学専攻
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