ファジーシステムによる異常トラヒック制御
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概要
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現在の動的経路選択法では,トラヒックの地域差を利用して迂回接続を行い,通信網の設備を最大限に利用することで網全体の利益を向上させる方法が取られている.しかしながら異常トラヒックが生じた場合,迂回接続を必要以上に行うことは,網内の呼の疎通率を悪化させ利益を減少させる結果となる.本稿では,ファジーシステムを用いた経路選択及び受付率制御を行うことにより,異常輻輳となっている網においても利益を最大にする方法を検討した.又,ファジーシステムに利用するルールを簡略化し,異常時におけるメンバシップ関数の調整を容易に行うことができるようになった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-25
著者
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