CDMA/TDD システムにおける QoS 制御のためのマルチセルスケジューリング方式(移動通信ワークショップ)
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概要
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CDMA/TDD (Code Division Multiple Access / Frequency Division Duplex)方式は, 上りリンクと下りリンクのトラヒック量に適応できるだけでなく, 様々なQoS(Quality of Service)要求をサポートできる方式として注目されている.しかし, さらなるQoS向上のためには, 隣接セルからの干渉電力を考慮したスロット割り当て方式が有効である.本稿はCDMA/TDDにおけるQoS制御のためのマルチセルスケジューリング方式を提案する.本方式は, トラヒックをVoice, Video, Dataの3つにクラス化し, タイムスロットをクラス毎に割り当て, クラス順に送信を行う.この時, Voice-Video-Data, Video-Data-Voice, Data-Voice-Videoの3タイプの送信順序を, 隣接セルどうしで異なるよう配置する.提案方式は, ビット誤りに敏感かつ高い送信電力で送信されるDataクラスどうしの干渉を低減することで, DataクラスのQoSだけでなく, トータルのQoSをも向上する.本稿では計算機シミュレーションにより提案方式の有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-02-23
著者
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高橋 達郎
京都大学大学院情報学研究科通信情報システム専攻
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新熊 亮一
京都大学大学院情報学研究科
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中村 博志
京都大学大学院情報学研究科通信情報システム専攻
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高橋 達郎
京都大学大学院 情報学研究科
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寒川 知生
京都大学大学院情報学研究科
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寒川 知生
京都大学工学部電気電子工学科
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中村 博志
京都大学大学院 情報学研究科
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