アドホックネットワークにおけるトポロジーの変化を考慮したTDMAスロット割当手法(無線通信技術)

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概要

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TDMA (Time Division Multiple Access)方式は, ネットワークのトラヒックにかかわらず衝突の発生しない転送を実現できるため, アドホックネットワークに有効である.筆者らはこれまでに, ネットワーク内の端末が静止している環境を想定し, 端末の自律的な動作によって, 帯域を効率的に利用するタイムスロット割当手法を提案している.本論文では, この手法を端末が移動する環境に適用するための拡張を行う.拡張手法では, 各端末が, 端末の移動に伴うネットワークトポロジーの変化を自律的に検出し, 自身へのスロット割当を行う.また, 各端末が, 周辺の端末における割当状況に応じて, 動的にフレーム長を設定することによって, 余分な空きスロットの発生を抑制する.更に本論文では, 提案手法の性能をシミュレーション実験によって評価し, 提案手法によって帯域の利用効率が改善することを確認する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-05-01

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