多相・多分岐伝送回路網の過渡解析法
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概要
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集積回路においては信号の周波数が高くなるにつれて素子間の配線を周波数依存性のある分布定数線路と考える必要がある。また回路には種々の集中定数素子が接続されているが、精密な解析を行なうにはそれらの非線形特性を考慮することが必要となる。集積回路の配線問題においては、多相線路の分岐結合によって構成される多ポート線形回路とポートに接続された非線形負荷からなる回路網を考える。多ポート回路の部分は数値逆ラプラス変換によってインパルス応答を求めておき、負荷の部分は非線形の微分方程式を解いて求める。両者間の整合は時間領域でのコンボルーション積分によって行なう。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-23
著者
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