多端子対励振非線形回路に対する定常応答の一解法
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概要
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本論文では多端子対励振かつ多周波数成分からなる電源を有する非線形回路の定常応答の解析方法について述べる.解析法の原理は弱非線形系に適用されるボルテラ級数法に基づいている.しかしここで取り扱う回路では高次の項まで考えると解に含まれる成分の数が膨大となるためにその処理が困難で,ボルテラ級数法は数値解析には適していない.そこで等価な結果を与えより効果の良い解法として知られている非線形定常応答法の適応を考える.そしてこの方法が非線形負荷を有する多線状受信アンテナ系の解析に応用できることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-20
著者
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