逆Laplace変換による周期定常状態解析
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概要
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回路の定常の状態解析は回路設計において一つの重要な過程である。定常状態の応答を求めるためには、Harmonic Balance(HB)方法がよく使われている。この方法では、周波数領域で計算するので、分布素子を含む回を解析することが可能であるが、近似の次数を増やすと、システム行列のサイズが大きくなるという欠点がある。これを改良するため、本論文では、数値的な逆Laplace変換式を用いたShooting方法を提案する。本方法は、複数の周波数領域で計算するので分布素子を含む回路の計算もできる。また、Shooting方法を応用することによって、システム行列の大きさを変えずに、HB法と同じ程度の精度が得られる。更に、線形部分と非線形部分を分けてシミュレーションを行うことで、大規模回路を解析できる
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-06-22
著者
-
藤井 信生
東京工業大学大学院理工学研究科
-
藤井 信生
東京工業大学 理工学研究科
-
藤井 信生
東京工業大学工学部電子物理工学科
-
UATRONGJIT Sermsak
東京工業大学理工学研究科電子物理工学専攻
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