光M元直交信号の準最適受信機に関する一考察

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本研究は、M元光直交信号に対する最適受信機を提案することを目的とする。M元直交信号はM個のスロットから成る合成信号である。ここで、合成信号の構成部分は{|0>, |α>} の2元信号である。2元非直交信号に対する量子最適受信機はすでに提案されており、それを各スロットに逐次的に用いる受信方式を提案しその誤り率を導出する。その結果、2元信号では最小誤り率を達成することを示す。一方、3元信号では最小誤り率を達成しないが、すでに提案されている準最適受信機の誤り率を上まわることを示す。さらに、3元信号で最小誤り率を達成できない理由を考察する。本結果は量子信号の逐次測定と結合測定の比較の一つを与えるのである。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-01-27

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク