信頼性マルチキャストにおける輻輳制御の検討

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概要

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信頼性マルチキャスト通信を実用化するためには、TCPフレンドリな輻輳制御を実現することが重要である。このため、受信者群中の最悪受信者と送信者との間でTCPと同様のウィンドウ・フロー制御を行う方式が提案されている。しかしながら、定期的な状態通知に基づいた制御であり、状態変化を迅速に通知する方法が存在しないため、突然輻輳が起こった場合には、マルチキャストトラフィックがTCPトラフィックを圧迫してしまうという問題点が存在する。本稿では、この問題を解決するための受信者状態通知方式と、各受信者の受信状態見積に必要なRTT見積方式の提案を行い、計算機シミュレーションにより、その効果を検証する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-07-10

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