胃X線二重造影像における脊柱陰影の認識
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概要
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胃X線二重造影像の画像診断に対するコンピュータ支援をめざした画像理解研究の一環として,脊柱陰影の認識方式を開発した.脊柱は複雑な陰影を形成している.しかし,その形状,向き,位置はかなり安定している.したがって,モデルにもとづくアプローチを試みた.その方法として,まず,方向微分によるエッジ強調,閾値処理,細線化の後,ハフ変換を用いて脊柱領域を粗抽出した.さらに,脊柱の左右辺縁に対してダイナミックプログラミングを用いた詳細化を行った.また,脊椎骨の配置に関する周期性を利用して脊椎骨の上下辺縁を抽出した.一方,脊柱陰影の濃淡分布を濃淡値の周期的最大値置換によって推定した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-25
著者
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大西 康夫
九州工業大学情報工学部制御システム工学科
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岩倉 康哲
九州工業大学情報工学部制御システム工学科
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福島 重廣
九州工業大学情報工学部制御システム工学科
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福島 重度
九州芸術工科大学 芸術工学研究科
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