積層型液晶パネルによる3次元画像表示
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概要
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人が実物を見るのと同じ立体感を与え, さまざまな角度からの立体像の観察を可能とする方法として, 奥行き方向に複数の液晶パネルを配置し, それぞれに断面像を表示することにより物体を体積的に表示する3次元画像表示方法を提案する. 試作したシステムは, 横 213mm, 縦 133mm の液晶パネルを 15mm 間隔で9枚配置したものであり, 10cm^3の物体を実寸表示することができる. 3次元画像をあらかじめ生成・蓄積することにより 0.7〜1.5秒に1コマの速さで動画像再生を実現した. 本表示方法は, 観察距離に対する制約はなく, 設計のような注視型の作業に適している. また, 左右21°から立体像を良好に観察することができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-02-02
著者
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