時空間3次元ブロックマッチングによる画素単位の動き推定

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
動画像処理では、画像内の各画素について正確な動き推定を行なうことが重要である。従来のプロックマッチング手法では、推定した動き量が被写体の動きを必ずしも正確に反映しないという推定誤りが生じることがある。空間解像度の高い動きベクトル場を求めるためには、ブロックサイズを小さくする必要があるが、その場合ランダムな推定誤りの発生が多くなるという問題を生じる。本稿では、推定誤りの低減、動き場の空間解像度を上げることを同時に可能にするために、動きの時間方向の連続性を利用し、複数フレームを用いた階層化時空間3次元ブロックマッチング手法を提案する。本手法では、3次元ブロックの設定に1フレーム間の動き情報を加味することにより、推定の信頼性を向上する。その結果、フレーム数を増加することにより、ランダムな推定誤りを低減し、より正しい動きベクトルを得ることが可能である。
1997-05-23

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク