放送番組を想定したネットワーク障害対処映像音声の主観評価(モバイルQos, ユビキタス, アドホックNW, 及び一般)

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概要

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高速IPネットワークの普及が進み、これを用いた放送も検討されつつある。しかし、IPネットワークでパケットロスや輻輳などの障害が発生した場合、映像や音声の品質が劣化し番組内容を正しく伝えられない。IPネットワークを利用した放送の実現には、障害発生時でも番組が伝えようとする内容をできるだけ伝えることが必要である。伝送の際の冗長性を増すことで障害耐性を高めることができるが、そのためには番組の情報量を減らす必要がある。番組の情報量を減らすことは輻輳に対しても有効である。番組ジャンルにより伝えるべき情報が異なるので、情報量を削減する方式は番組ジャンルに依存すると推測した。そこで異なるジャンルの番組について、情報量を削減した映像音声を障害対処方式として作成し、その分かりやすさ等を主観評価により調査した。その結果、番組ジャンルと障害の程度に応じて適切な対処方式が異なることが明らかになった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-04-16

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