冗長構成のマルチプロセッサにおける回復方式について
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概要
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プロセッサの冗長構成をとる場合,近年のプロセッサの高速化に対応するために,プロセッサ間を近接化せざるを得なくなってきた.この時,独立ではなく,相関関係をもった連続フォールトのモデルが考えられる.本稿では,冗長化プロセッサで構成されるマルチプロセッサシステムにおいて,相関関係を持つ連続フォールトに対して,縮退, 回復および修理機能をもつシステムを提案する.また,フォールト事象が独立であると仮定した,従来の保全系冗長モデルと同等以上のアップタイムレシオを得るための,縮退/回復に要する平均時間の評価例を示す.さらに,本提案の検証を目的とし,疎結合マルチプロセッサシステムのハードウェアを試作した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-28
著者
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岡本 弘
三菱電機情報システム研究所
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曽我 正和
三菱電機株式会社情報システム研究所
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阿部 薫
三菱電機(株)情報システム研究所
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阿部 薫
三菱電機情報システム研究所
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伊藤 隆夫
三菱電機情報システム研究所
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曽我 正和
三菱電機情報システム研究所
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