CMOS VLSIにおける最大電流評価システムPANGIの構築
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概要
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同期CMOS VLSIの動作時における最大電流を見積もる新しい手法を提案する。CMOS同期回路では、スイッチング時に多大な電流が流れる。そのため、電源配線の寄生抵抗により電源降下が引き起こされる。我々はiMaアルゴリズムにより、最大電流の上限(Upper Bound)を見積もり、改良ATPG手法により下限(Lower Bound)を見積もる。これらの手法で得られた電流値をアナログ動作記述言語(AnalogHDL)を用いて電圧制御電流源としてモデルし、電源網の寄生素子とともに回路シミュレーションすることで、ネガティブフィードバック効果を含めた電源降下をシミュレーションすることができた。見積もり精度は、20%程度の誤差範囲内と推定される。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-09-22
著者
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村山 敏夫
ソニー株式会社生産本部
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小川 公裕
ソニー株式会社セミコンダクタカンパニー設計技術部
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山口 治彦
ソニー株式会社セミコンダクタカンパニー設計技術部
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村山 敏夫
ソニー株式会社セミコンダクタカンパニー設計技術部
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村山 敏夫
ソニー株式会社
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