故障度適応封じ込め特性をもつ故障特権の回避
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概要
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本稿では相互排除問題を解く自己安定プロトコルにおいて故障特権を避ける方法について提案する。このプロトコルは故障プロセス数kに比例した故障封じ込めの性質を持っている。すなわち外部から観測できる変数に関して故障していない状態変数に影響を与えることなく、O(k)ステップで正常状態に収束する。具体的実現方法としては副トークンと大きな標本空間をもつ状態を使用することにより、確率的にほとんどすべての故障特権を防ぐことができ、3つの予め定義した状態を用いることで各プロセスは自分自身が故障したことを認識することができる。これにより故障度適応封じ込めが達成される。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-09-11
著者
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