二次記憶を用いて収束中の安全性を改善する方法について
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概要
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本稿は二次記憶を用いて故障特権を目避する方法を提案する。この方法はデータベースシステムにおけるコミット操作に動機づけられる。コミットは書き込み操作が二次記憶への書き込みに成功したことを保証するものである。二次記憶のデータは自己安定の議論においては安全であることが保障されるため、コミット値は一時故障の被害は受けないものと仮定してよい。そしてそれらを利用することにより、現在の状態が故障か否かに関してより多くの情報を得ることができる。すなわち以前発表された故障封じ込めプロトコルよりもより安全なプロトコルを得ることができる。この性能は全域状態集合の包含関係によって評価することができた。さらに古いコミット値をも残すという方法に拡張することが、安全性を向上するために有効であることを示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-03-09
著者
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