電力系統設備データベース上での仮説推論ツール実現について
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概要
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真偽が確定しない事実を仮説として推論を進める方式を仮説推論とよび,その柔軟さ故にさまざまな応用が提案されている.電力系統への応用では,開閉器などの設備操作状態を仮説とすることにより,与えられた操作状態での系統の給電状態を判定したり,逆に与えられた給電状態を達成するための操作状態を求めたりすることができる.本論文では,従来から提案されている仮説推論の効率的な実現ツールであるATMS(Assumption Based Truth Maintenance System)をオブジェクト指向による電力設備データベース上に実装するための方式について提案する.さらに従来の仮説推論では,仮説数の増大に伴って推論時間が指数関数的に増加するという問題があり,電力設備などの大規模な問題への適用は困難であった.そこで,電力系統の特徴を利用して推論対象部分の分割を行ない,分割された部分領域どうしが交信しながら推論を進める方式についても議論する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-09
著者
-
瀬川 修
中部電力株式会社 電力技術研究所
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瀬川 修
中部電力/名古屋大・工
-
小笠原 史久
中部電力
-
若林 光
富士通
-
樋山 良隆
富士通
-
吉村 吉彦
東芝
-
石部 直子
東芝
-
松本 一教
東芝研究開発センター
-
松本 一教
東芝
-
瀬川 修
中部電力 電力技研
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