超高域再生環状ロール振動板ツィータ
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概要
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一般低廉オーディオ機器のスピーカの高音質化、DVDオーディオ対応化等に広く適用できる、汎用性の高い超高域再生ツィータを開発した。高い高域共振周波数と広い指向特性、振動板前室効果の少なさを兼ね備え、且つ小口径ボイスコイルで駆動のできる環状ロール様(水平に置かれたドーナツ体の上側表面)の振動板形状を考察し、FEMシミュレーション等により最適断面形状を求めた。また振動材料の漉き分け抄紙成形により振動板外周部に通気性を与え、低減共振ピークを低減した。この結果、振動板に汎用パルプ材料を用いながら、40kHzまでの再生帯域と可聴帯域のなめらかなレスポンス、ドーム型ツィータに迫る広い指向特性を実現した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-21
著者
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田中 祥司
松下電器産業株式会社avc社avc商品開発研究所コンスーマ機器開発グループ第1オーディオ開発チーム
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田中 祥司
松下電器産業
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田村 和明
松下電器産業株式会社avc社avc商品開発研究所コンスーマ機器開発グループ第1オーディオ開発チーム
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