動的環境下でのGA
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概要
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この研究の目的は、動的環境への適応の研究において、以下に述べる新たな2つの見地に基づいて、新しい手法を提案することである。第1の見地は「適応の標的は、静的環境では最適解であるが、動的環境では、解そのものではなく、ある程度持続的な、環境変化の特性である。」ということである。第2の見地は「環境変化が適応の速度よりも速い時、どのように適応するか選択しなければならない。」ということである。提案手法では、従来の方法のように、遺伝子、スキーマ、あるいは染色体を保存するのでなく、過去の適応度をそれぞれのエージェントの内部に時系列として保存する。それぞれの時刻に出現する環境を、それぞれ1つの目的関数と見なすと、環境変化の速度が適応の速度に比べて速くなると、多目的最適化と類似の状況が起きることに注目し、パレート最適性に基づき、どのエージェントが保存するかを決める。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-11
著者
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