マルチフラクタルを用いる医療用診断画像の解析
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概要
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組織や細胞など自然界において見られる形態には, その形態の生成過程における非線形性の効果がフラクタル構造として表れることが推測される.典型的なフラクタル構造としては, シエルピンスキー集合などがあるが, これらの集合(画像)は濃淡(存在確率)を含まない, 単なる自己相似写像により生成される.実際の画像では一般的に濃淡があるため, マルチフラクタル性を考慮しなければならない.そこで腫瘍を含む肝組織の医療診断用画像(MRT2, CT)についてマルチフラクタル解析を行い, これらの画像の質量指数, マルチフラクタルスペクトルなどの指標を求め, それらを画像として表わし, 画像中に腫瘍部がどのように表れるかを検討した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-04
著者
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