IPパケット品質測定におけるサンプリング方法と推定精度の評価
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概要
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大規模網での定常的な品質監視を想定し、試験パケット送出間隔及び間隔分布と遅延時間推定精度の関係を明らかにした。推定精度は、測定日を変えても大きくは変わらない。これから、対地を固定すれば、必要な推定精度に応じて適切な試験パケット送出間隔を決めることが可能と言える。試験パケット送出間隔分布に関しては、VoIPのような一定間隔でパケットが送信されるタイプのサービス品質を推定する条件では.、一定間隔測定の方が指数分布間隔測定よりも推定精度が良い事を示した。さらに、エンドーエンド品質を推定するための簡易な測定法である区間測定法による遅延時間推定精度を明らかにした。特に、下り方向が品質ボトルネックの場合は、片道遅延ゆらぎに関しても、NOCからの往復遅延時間の揺らぎから推定できる可能性を示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-18
著者
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中島 伊佐美
NTTサービスインテグレーション基盤研究所
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中島 伊佐美
日本電信電話株式会社nttサービスインテグレーション基盤研究所
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山本 孝洋
NTTサービスインテグレーション基盤研究所
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山本 孝洋
Nttサービスインテグレーション基盤研究所:(現)ntt東日本研究開発センタ
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