混合励振線形予測符号化を用いた業務用移動通信向け低ビットレート音声コーデック
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概要
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次世代の狭帯域(3kHz/音声チャネル)業務用移動通信システム向けに開発した低ビットレート音声コーデックについて述べる.提案する音声コーデックの音声符号化速度は1.6kbit/s, 通信路符号化後の速度は3.2kbit/sである.音声符号化方式としては, 混合励振を用いた線形予測符号化(Mixed Excitation Linear Prediction : MELP)ボコーダモデルにおいて, 混合励振信号発生に使用する各周波数帯域のパルスと雑音の混合比を音声のスペクトル包絡情報を利用して決定する方法を提案する.通信路符号化方式としては, 業務用移動通信での劣悪な通信環境で発生するバースト誤り7%までを想定し, 伝送路誤り耐性を向上させるため, 通信路復号において, 誤り検出の結果, 誤りありと判定されたフレームに対して, 誤りが検出されなくなるまで, または所定の回数に達するまで, 量子化ステップ幅を変化させながら軟判定復調データを作り, 軟判定ビタビ復号を繰り返す方法を提案する.主観評価試験を行い, 提案した音声コーデックの業務用移動通信環境での有効性を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-04-01
著者
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佐々木 誠司
(株)ワイ・アール・ビー高機能移動体通信研究所:日立国際電気株式会社
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佐々木 誠司
ワイ・アール・ピー高機能移動体通信研究所
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麓 照夫
ワイ・アール・ピー高機能移動体通信研究所
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麓 照夫
(株)ワイ・アール・ビー高機能移動体通信研究所:松下通信工業株式会社
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- 株式会社ワイ・アール・ピー高機能移動体通信研究所(YRPAMCO)