立体画像における奥行情報の擾乱と画質の関係
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概要
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平面画像の信号と画像内オブジェクトの輪郭上での奥行(視差)情報を伝送し, 受信側で立体画像を再構成する立体画像符号化方式では, 奥行情報に加わった擾乱(擾乱視差)によって3次元的な画像のひずみが生じ, 画質劣化として知覚される.本論文では, 人間の視覚特性として, 擾乱視差の性質やオブジェクトの形状などの違いによって, 知覚される画質劣化の大きさがどの程度異なるかについて述べる.評価実験の結果, 擾乱視差に対する検知限が擾乱波形の周波数成分によってほぼ定まり, その検知感度のピークが人によらず4.5cycle / deg近傍にあることが判明した.また, 幅が視角3〜12分の範囲では, オブジェクト幅が狭いほど検知感度が高くなるが, 対数表示した感度曲線の形状はほぼ一定していることが判明した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-25
著者
-
田中 豊
日本放送協会放送技術研究所
-
蓼沼 眞
NHK放送技術研究所
-
金次 保明
NHK放送技術研究所
-
蓼沼 眞
日本放送協会放送技術研究所
-
金次 保明
日本放送協会放送技術研究所
-
田中 豊
日本放送協会
-
金次 保明
日本放送協会
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