口腔画像のハードコピーにおける色再現(次世代医用画像技術論文特集)

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概要

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歯科において患者とより良いインフォームコンセントをとるためには, 画像で病状や治療経過を提示することが効果的であり, 質感高いハードコピーが求められている。そこで本研究では, 従来のICCによるColor Management Systemの枠組に加え, CIE / L^*a^*b^*空間上で画像調整処理を行うことにより, 質感ある出力画像を得ることを提案する.画質調整処理として, 彩度の伸長・圧縮処理とコントラスト向上処理を取り上げ, その評価のために, 医師による主観評価実験を行った.実験から, 炎症度が高い場合は特に彩度を調整する必要があることがわかった.医師は自らの診断状況に合うように上記実験結果にかんがみた処理を選択して画像に施してからハードコピーを作成することで, 患者や他の医師, 技工士に患者の状態をわかりやすく伝えることができる.
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-01-25

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