WDM光ネットワークにおけるShortest Path First RoutingとDynamic Least load Routingとの比較

概要

論文の詳細を見る
将来の高速ネットワークとしてWDM技術に基づいたWDM光ネットワークが考えられている。WDM光ネットワークにおける動的ルーティングは一つの重要な課題である。従来、Shortest Path First routingやDynamic Least Load routing等が提案されていて、Blocking Probabilityという性能の評価が行われた。従来の評価では各source-destination間の検索できるパスの数量は少ない。この前提の上、Shortest Path First routingよりDynamic Least Load routingの方がBlocking Probability低いという結果がある。光ルーティングの性能を改善するため、各source-destination間の検索できるパスの数量を増加することが一つの方法である。しかし、今まで、各source-destination間の検索できるパスの数量が多くなる際に、二つルーティング手法の比較がなかった。本稿では、各source-destinationの間のパスの長さを制限した上、検索できるパスの数量を従来より大幅増加し、Shortest Path First routingとDynamic Least Load routingとの比較をSingle fiberとMulti-fiberネットワークにおいて行っている。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-12-11