移動パケット通信コアネットワークの開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
移動機によるインターネットアクセスや情報量による課金の実現, 無線アクセスにおける周波数利用効率の向上を目的として, PDCパケット移動通信方式を開発した.本方式は3ch TDMAの3スロット同時アクセスを可能にすることにより, 従来の回線交換9.6kb/sの最高3倍のデータ速度28.8kb/sを実現している.ネットワークは, 音声とパケットの融合したサービスを可能とし, ユーザプロトコルに依存しないフレキシブルな構成であり, インターネットサービスプロバイダ, ユーザLAN等へのアクセス回線を提供し, 複数プロバイダ接続が可能なオープンインタフェースを提供するなどの特徴がある.本論文はPDCパケット通信方式のコアネットワークのアーキテクチャについて論じる.最初にコアネットワークへの要求条件を述べ, 次にモビリティ制御, データ転送制御, システム及びプロトコル構成の面から論じる.最後に開発したシステムについて性能面からの評価を述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-06-01
著者
関連論文
- 大規模分散オペレーションサポートシステムの実用化(ネットワーク管理・オペレーション,システム開発・ソフトウェア開発論文)
- 移動パケット通信コアネットワークの開発
- PDCパケット移動通信システム : 今後の課題
- PDCパケット移動通信網における複数プロバイダ通信方式
- L-037 コミュニティを用いたサービス利用知識流通機構(L分野:ネットワークコンピューティング)
- 災害輻輳モデルを用いた最適なベアラ間分離規制値の考察(有線/無線シームレスネットワーク,ネットワーク制御,無線通信一般)
- 通信関係を考慮した災害輻輳の早期解消法の一考察(VPN, NAT,ネットワークセキュリティ,DDoS, P2P及び一般)
- B-7-90 複数無線環境下でのシステム間ハンドオーバを用いた呼損率低減手法(B-7.情報ネットワーク,一般講演)
- B-7-88 セルラーネットワークシミュレーションにおけるユーザ行動制御モデルの提案(B-7.情報ネットワーク,一般講演)
- B-6-54 通信傾向のモデル化とユーザ・NW統合型シミュレータへの実装(B-6.ネットワークシステム,一般講演)
- B-6-53 ユーザ・NW統合型シミュレータにおける通信行動記述方式の検討(B-6.ネットワークシステム,一般講演)
- BS-3-5 フィッシングメールのリスク低減に関する考察(BS-3.ネットワークサービスのセキュリティ技術の現在と今後, 通信2)
- 移動通信網におけるパケット通信技術について
- PDCパケット移動通信におけるターミナルモビリティ
- B-7-20 VLR方式における加入者プロファイル設定更新手順の一手法
- B-5-60 GLRを用いたOptimal Routing 実現方式
- 連鎖型移動制御の基本概念
- 6.移動通信とIP技術 : 6-2 移動通信ネットワークとIP通信技術(通信インフラとしてのIP技術)