フローの識別と転送量の監視を行うIPトラヒックのロードバランシング方式

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概要

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インターネットの大規模化、トラヒックの増大に伴い、複数の経路を用いてIPトラヒックを分散させるロードバランシングが重要となっている。しかし、現在実際に検討されている方式は、パケット単位に分配するために、同一トラヒックフローのパケットの到着順序が入れ替わる、フローを保証しようとした場合には複数の経路への分配の割合が均等でなくなるなどの問題点がある。そこで本稿では、IPアドレス・ポートによりフローを識別し、さらに経路ごとのトラヒック量を可変長のリーキーバケットを用いて監視することにより、フロー単位にロードバランシングを行う方式を提案する。さらに本アルゴリズムを用いて、日米回線を流れたトラヒックを対象にして評価した結果を示し、その有効性を明らかにする。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-09-27

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