2D-DFTフォールト・トレラント・シストリック・アレイ

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概要

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シストリックアレイでのフーリエ変換のアルゴリズムとその実装方法を提案する。このシストリックアレイはフォールト・トレラントであり、また、行列演算との共用ができる。一投に、フーリエ変換のアルゴリズムとしてFFTが用いられるが、マルチプロセッサ環境での処理についてはFFTアルゴリズムの性格上、プロセッサ間の通信によるオーバーヘッドが免れない。最も高速な処理系はFFTの2進キューブ、または、FFT専用パイプラインによる演算である。しかしながら、両者とも、プロセッサ間の結線が多量かつ複雑なためにプロセッサ数、システム価格の面での制限をうける。この点では、プロセッサの配置が単純なため給線が短く、大量のプロセッシングエレメントを使用できる、シストリックアレイに利点がある。フーリエ変換の2元分解と2次元シストリックアレイにより、O(√<N>)での変換ができる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-01-31

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