有限な導電率を持った平面状混合路に沿うTM波の伝搬

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概要

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ラジオ放送に使用される中波は、日本のように複雑な地形の場合、陸や海といった混合路を伝搬する。このとき、中波の混合路伝搬に特有の現象で、電波が陸から海に入射したときのみ電界強度が大きくなるrecovery ef£ectが起こる。本稿では、伝搬路である陸や海の損失性媒質を平面として扱い、インピーダンス近似解析法とFDTD法の2つの方法により中波の混合路伝搬の解析を行った。その結果、インピーダンス近似解析とFDTD法の両者で、recovery ef6ectと類似した結果を得ることができた。そして、インピーダンス近似解析によりモードの立場からrecoveryef6ectについて考察を行った。また、FDTD法を用いて現実のモデルに近づけることにより、実際の現象に近い結果を得ることができた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-05-15

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