方形導波管と誘電体チューブを用いた液体材料の複素誘電率測定における貫通孔の影響

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概要

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先に報告した方形導波管を貫通する誘電体チューブを用いる液体ファントム材料の複素誘電率測定法に関して、誘電体チューブの貫通孔が測定値に与える影響を、脱イオン水の測定結果の比較により検討した。誘電体チューブには、継ぎ目のない誘電体製のもの、両端を金属チューブに接合したもの、さらにその接合面において金属チューブの端部を閉じピンホールを設けたもの、の3種類の構造を用いて比較を行った。また、比較のために導波管Sパラメータ法の測定系を構築し、同じ条件下で脱イオン水の測定を行い比較した。その結果、誘電体チューブの構造が解析モデルに近いほど、Sパラメータ法による測定結果に近づくことを確認した。また、貫通孔が大きいほど、複素比誘電率の実部、虚部ともに値が低く出ることを示した。
2002-11-22

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