モバイルIPのハンドオフ時におけるTCP通信高速化手法の評価(セッション3)

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概要

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近年、携帯端末を用いたモバイルコンピューティングが急速に普及している。このような環境では、パケットロスの増加が原因で、TCP通信において不必要な輻〓制御が多発し、スループットが低下する場合がある。この課題に対して広く研究が行われているが、その多くは伝送誤りに対応するものであり、また端末の移動に伴うハンドオフを対象とした研究例もいくつかはあるが、それらの研究はMobile IP との協調を考慮していない。そこで筆者らはネットワーク移動時のハンドオフにおいて発生する連続的なパケットロスに対して、TCPのスループットを低下させない方式を、モバイルインターネットの基本プロトコルであるMobile IPの移動管理手順と関連付け、移動端末がデータを受信している方向での通信について検討した。また、ソフトウェアシミュレータにより検討した手法を評価した。本稿ではその詳細について報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-02-26

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