無線ポイント-マルチポイント伝送における拡散符号割り当てアルゴリズム(<特集>モバイルネットワーク, アドホックネットワーク及び一般)
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概要
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現在,第三世代の携帯電話において,テレビ会議や動画ストリーミング配信,大容量ウェブアクセスなど動画を用いたさまざまなサービスが提供されている.今後は,こういった動画サービスの一つとして,ライブ配信のように複数のユーザに対して同一の動画データを配信する無線ポイントマルチポイント(P-MP)通信サービスへの要求が高まると予想される.本稿では無線P-MP通信のためのマルチコード伝送を用いた効率的拡散符号割り当てアルゴリズムを提案する.提案アルゴリズムはまず,マルチポイントグループを高品質と低品質の2つのグループに分割する.次に,利用可能なコード数の制限内で,目標受信品質を満たしつつ伝送レートが最大になるよう,各グループにコードを割り当てる.また,通信路品質の変化に応じて適応的にコード数の増減およびグループ間のユーザ入れ替えを行う.本方式を用い送信電力制御と符号割り当てを柔軟に行うことで,単一チャネルによる無線P-MP伝送方式に比べて伝送レートが向上できる.本稿では,計算機シミュレーションにより,受信信号品質と伝送レートを評価し,提案方式の有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-11-07
著者
-
高橋 達郎
京都大学大学院情報学研究科通信情報システム専攻
-
新熊 亮一
京都大学大学院情報学研究科
-
中村 博志
京都大学大学院情報学研究科通信情報システム専攻
-
高橋 達郎
京都大学大学院 情報学研究科
-
中村 博志
京都大学大学院 情報学研究科
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