1本の幹線への合流条件を定めた平面トラヒックのための待ち行列モデル : 平面上のトラヒックモデル(<特集>新しいトラヒックモデルと性能評価及び一般)
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概要
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本論文では平面上の有界領域でランダムに発生するトラヒックについて考察する。ある領域上に1本の幹線とその領域上に等間隔に配置されたN個の合流点がある。幹線の終点を目的地とする。発生するトラヒックは、発生場所から支線に入りそれに従って幹線との合流点まで移動する。各合流点にいるトラヒックはその流れに空きスペースがあるとき合流できるが、ここではさらに合流条件として次を定める。合流点における合流可能な空きスペースがc個通過したときにその合流点が合流可能状態になり、直後の空きスペースに合流できる。合流後、続けてくる空きスペースに対しては続けて合流できる。このモデルの合流点に注目し、離数時間型確率過程によりモデル化する。このモデルの定常状態の存在を仮定し、その条件の下で待ち客数の定常分布を計算する。これより平均待ち時間の計算するアルゴリズムを与えた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-06-13
著者
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