高速アクセストラヒックのネットワークへの収容設計に関する検討(<特集テーマ>新しいトラヒックモデルと性能評価及び一般)
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概要
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近年,インターネットにおいて,ADSLやFTTH等の高速アクセスサービスが普及してきた.そのような高速アクセスユーザを収容する場合,ISPのネットワークでは,従来の低速アクセス時ほどトラヒックの統計多重効果が得られない可能性があることから,ユーザのアクセスリンク速度を考慮したユーザ収容設計法が必要とされる.本稿では,ユーザからの入力トラヒックは予測不可能と考え,平均トラヒック量,バースト長,アクセスリンク速度のみを用いたトラヒックモデル化を利用し,ボトルネックとなり,ISPの端でユーザを直接収容するルータのバッファにおける待ち行列を離散時間軸上の確率過程として解析することにより,収容ユーザ数とパケット損失率の関係式を見出す.そして,この関係式を用いて,パケット損失率の目標値から,アクセス速度に応じて収容ユーザ数を算出する方法を示し,ユーザのアクセス速度の高速化がISPにおけるユーザ収容設計に与える影響を評価する.
- 2002-06-14
著者
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