情報のパーソナル化サービスに求められる実現技術・アプリケーションの検討 : 介護関連情報サービス「ユビキタスケアノート」

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概要

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本稿では,今後のユビキタス情報社会において中心的な役割を果たす「情報のパーソナル化」と,それを支援する「情報のパーソナル化サービス」に焦点を当てる.まず,情報のパーソナル化を「個人に関する情報が電子化され,流通可能な状態となること」と定義した上で,情報のパーソナル化が進行する中で発生する問題の指摘を試みる.その上で,電子情報通信学会の発表論文から個人ユーザの視点より技術,アプリケーションとサービスに関するキーワードを抽出・分類・構造化することで情報通信の全体を俯瞰するマップを作成し,情報のパーソナル化の問題を解決するために必要とされるアプリケーション・技術について導き出す.また,得られた実現技術・アプリケーションについて,それらを実際に導入したサービスとして,現在筆者らが研究中の介護関連情報サービス「ユビキタスケアノート」について述べ,ユビキタスケアノートを利用する上で考えられる便益や課題について考察する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-07-19

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