ユーザにとってメリットのあるソフトウエアの部品化・再利用 : 顧客指向のソフトウエア生産技術の提案
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概要
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ソフトウエア開発の生産性向上,品質向上を目的として研究/開発が進められてきたソフトウエアの生産技術,中でも有効性が高いとされる部品化・再利用の取組みについて,顧客の視点で効果の見直しを行った。その際,再利用できるものが全く無い1988年に部品化を徹底して開発したアプリケーション・ソフトウエアを分析し,顧客にとって価値の有る部品化の範囲と内容についての提言を行った。自システム内での部品化・再利用のメリットは,ユーザ・インタフェースに関わる部分のカスタマイズを可能とする仕組みにおいて顕著である。複数システムに共通の汎用部品利用の場合は,アプリケーション・パッケージなどの粒度の大きなシステム要素が有効であるが,ビジネスプロセスの変革という大きな課題の解決が鍵である。これらは,開発者にとっての生産性向上においても共通する特徴であることも分かった。
- 2002-12-05
著者
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