AODVの機能を活用したアドホックネットワーク上でのMobile IP通信方式の検討(セッション5A : モビリティ)(ユビキタスモバイルサービス)

概要

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近年、その場に集まったノードが一時的なネットワークを構成するアドホックネットワークが注目されている。その中で、通常インターネットに接続されているノードが、ホームのネットワークを離れアドホックネットワークに接続した場合のインターネットとの相互接続に関する検討も行われている。従来の検討では、このような状況にMobile IPを適用する場合、アドホックネットワークにおけるゲートウェイがフォーリンエージェントとして機能し、Agent Advertisementメッセージをマルチホップに広告するという方式がとられていた。しかし、この方法では、アドホックネットワーク上に過度のメッセージのフラッディングが行われるという問題点があった。これに対して筆者らは、アドホックルーチング自身が移動管理の機能を有していることに着目し、AODV(Ad hoc On-demand Distance Vector)ルーチングを対象として、Mobile IPとAODVの機能を融合させたインターワーク方式について検討している。本稿では、その詳細について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-05-07