仮想社会におけるユーザアクティビティの分析と考察(マルチメディアシステム)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年のコンピュータ技術とネットワーク技術の進歩により,3Dのマルチユーザ型共有仮想環境の実用化研究がなされ,ユーザが同じ仮想環境内で同じ体験を共有できるメディアとして実現されてきた.このような環境の中,我々は,これまで研究開発してきたパーソナルエージェント指向の仮想社会PAW^2を用いて,様々な大規模仮想社会の実験を行ってきた.PAW^2は,3Dのマルチユーザ型共有仮想環境であり,アバタとチャットという従来の仮想環境のもつ機能に加え,ユーザと一緒に行動する大型のパーソナルエージェント,社会的・環境的なインフラストラクチャを特徴としてもつ.本論文では,約5,000人のユーザを対象に,仮想社会PAW^2内部で行われるユーザのアクティビティに関する統計時報を収集し,その特徴,ユーザ構造,そのアクセスヘの影響などの分析を行った.その結果,ユーザアクティビティは共有仮想環境の性質を反映した特徴をもつことや,ユーザの登録時期にかかわらず,ヘビーユーザが一定の割合で存在し,また,ユーザのアクティビティが時間変化に伴い推移していることがわかった.このような分析をもとに,仮想社会内のユーザアクティビティについて議論し今後の課題について考察する.
- 2003-12-01
著者
関連論文
- 仮想社会におけるユーザアクティビティの分析と考察(マルチメディアシステム)
- DynamicIcon:楽曲の音響的特徴に基づく動的アイコンの自動生成手法
- メッシュ方式を用いたオーラ計算の考察と評価
- メッシュ方式を用いたオーラ計算の考察と評価(人工現実感)
- メッシュ方式を用いたオーラ計算の考察と評価
- 仮想社会PAWにおける携帯電話機能の実装と評価
- 非共有型共有仮想世界
- アプリケーション適合型ガーベージコレクション
- パーソナルエージェント指向仮想社会PAW(第2版)の構築と評価(:知識と情報の共有)
- BHP-1-1 人間は世界が好きか? : 仮想世界におけるコミュニケーション-パーソナルエージェント指向仮想社会-(BHP-1.仮想世界のためのコミュニケーションデザインと品質,ソサイエティ企画)
- BHP-1-1 人間は世界が好きか? : 仮想世界におけるコミュニケーション : パーソナルエージェント指向仮想社会(BHP-1.仮想世界のためのコミュニケーションデザインと品質,パネルセッション,ソサイエティ企画)
- BHP-1-1 人間は世界が好きか? : 仮想世界におけるコミュニケーション-パーソナルエージェント指向仮想社会(BHP-1.仮想世界のためのコミュニケーションデザインと品質,パネルセッション,ソサイエティ企画)
- パーソナルエージェント指向仮想社会「PAW^2」におけるeコマース実験と評価
- パーソナルエージェント指向の仮想社会「PAW」の評価 (知能情報メディア論文特集)
- 非共有型共有仮想世界(「仮想都市とVR」特集)
- 9.3バーチャルリアリティ(テレビジョン年報)