超広帯域テルライトラマンアンプ
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概要
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超広帯域テルライトファイバラマンアンプの最近の研究結果について報告する。まず、テルライトファイバのラマン散乱スペクトルが大きな散乱係数とストークスシフトを持つため、石英系ファイバを用いたときよりも短尺ファイバで広帯域一括増幅が可能となることを見出した。次に、高利得動作における小信号利得と信号伝送特性について調べた。ダブルレイリー散乱に着目し、テルライトファイバと石英系ファイバの高利得限界を比較した。また、2段型アンプを用いて18.8 dBmの高出力動作における非線形効果の影響についてBERを測定することにより評価した。最後に、120nm以上のシームレスな帯域を実現した3種類のアンプについて、ブースター、インライン、そしてプリアンプとして実用可能なことを確かめた。これらの結果から、本広帯域アンプはシンプルな伝送構成で超広帯域DWDM実現することのできる有用なデバイスであることを確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-17
著者
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増田 浩次
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
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増田 浩次
日本電信電話株式会社 未来ねっと研究所
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清水 誠
Nttエレクトロニクス株式会社
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森 淳
日本電信電話株式会社NTTフォトニクス研究所
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清水 誠
日本電信電話株式会社,NTTフォトニクス研究所
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森 淳
Nttフォトニクス研究所複合光デバイス研究部
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清水 誠
日本電信電話公社電気通信研究所
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