プランクトン蝟集ランプを設置した海面網生簀におけるハタハタ仔稚魚の食性
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概要
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ハタハタの種苗生産技術向上のため,夜間電照された網生簀において本種の無給餌飼育を試みた。容量20m^3の網生簀内には一晩に36-393万個体の餌生物が出現し,のべ38種目にのぼった。250尾/m^3の密度で収容されたハタハタ仔魚は平均0.5mm/日の成長を示した。消化管内に出現する主な餌生物は仔稚魚の成長とともに枝角類,かいあし類,モエビ幼生へと変化し,網生簀内における餌生物の出現比率を反映しながら多様化大型化した。天然餌生物は種苗生産下のハタハタに対しても基本餌料としての重要な役割を果たしている可能性がある。
- 2002-07-15
著者
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