七尾湾北湾とその沖におけるマダラ稚魚の生息上限水温と食性
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概要
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4〜5月におけるマダラ稚魚の時空間分布と食性を調べた。七尾湾北湾の底曳き網調査では全長24〜56mmの稚魚を5月上旬まで12℃以下の水域で採集し,湾外の定置網調査では5月上中旬に全長39〜64mmの稚魚を水温11〜13℃で認めた。稚魚の生息上限水温は約12℃であり,5月中旬までに全長40〜50mmに成長してほぼ湾外に移動すると考えられた。湾内稚魚の主食はかいあし類であり十脚類幼生等も摂餌していた。全長45mm以上では端脚類や十脚類稚仔などの割合が増加し,浮遊生物から底生生物への食性転換が認められた。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2002-05-15
著者
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