2×k分割表の分割
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概要
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2×k分割表において通常行なわれているX^2検定は, いわば総括的な検定である. そこで, 分類の独立性が全体として否定されたときに, その主原因を明らかにすることと, パターンの類似した水準をまとめて, k水準をいくつかの群に分割することは意味のあることである.ここでは水準間の独立性の測度として, 合理的に距離を定義し, それに基づいて群分けを行なうことを試しみる. 距離が0と有意に異なっているかどうかの検定に多重比較の考え方を用いる. この検定で重要なことは, 最初に行なう総括的な検定とある意味で対応する有意水準, および検出力を持たせたいということである.問題の設定は, ちょうど1元配置の分散分析において, 総括的な帰無仮設を1次元のあらゆる対比に分解して考えることに対応している.
- 1973-04-15
著者
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