野外放流実験による二種類のキジハタ幼魚保護実験礁の比較
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概要
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放流したキジハタ0歳魚を1歳魚まで育成する保護育成礁の可能性の検討,及び2種類の実験礁の比較を目的に本研究を行った。主に植毛材またはホタテガイ貝殻から成る実験礁を1基ずつ製作し,1999年11月にキジハタ0歳魚を1,000尾ずつ両礁に放流した。その後はダイバーによる観察と計数を9回行った。2000年4月に実験礁の一部を引き揚げてキジハタを再捕した。植毛材礁からは合計103尾,ホタテガイ貝殻礁からは204尾の放流魚が回収された。再捕魚の65%は実験礁に付着した甲殻類を摂餌していた。キジハタの保護育成礁という発想は有効であり,実験に供した2種類の実験礁では植毛材礁よりホタテガイ貝殻礁が効果的であった。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2003-01-15
著者
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奥村 重信
水研セ屋島
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丸山 敬悟
独立行政法人水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所
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津村 誠一
(独)水産総合研究センター玉野栽培漁業センター
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奥村 重信
(社)日本栽培漁業協会玉野事業場
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津村 誠一
(社)日本栽培漁業協会玉野事業場
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丸山 敬悟
(社)日本栽培漁業協会玉野事業場
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