マグロ魚肉の変色防止のための中枢神経破壊システム
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概要
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マグロの中枢神経破壊に必要な形態的な調査を行い, 次に中枢神経を破壊する簡易装置を試作し, その性能について検討した。結果の概要は次のとおりである。1)試作2号機において, 中枢神経破壊装置用鋼線のドラムへ巻取り及び椎孔内への挿入の関係を調べたところ, 線径3mmのステンレスワイヤロープ(S-1×19-3.0)が適当と考えられる。2)試作2号機の中枢神経破壊装置では, 出力電圧で繰出し速度を上げることにより高能率な中枢神経の破壊が可能である。3)中枢神経の破壊時における全抵抗R_tは, 鋼線径, 魚体長, 脊髄径, 鋼線挿入にかかる全経過時間, 頭蓋骨内及び椎孔内の粘度に比例し, 魚体長が最も影響する。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 1999-03-15
著者
-
藤田 清
東京水産大学資源育成学科
-
木村 修平
東京水産大学海洋生産学科海洋システム学講座
-
矢田 貞美
東京水産大学海洋生産学科
-
藤田 清
東京水産大学資源育成学科水産生物学講座
-
矢田 貞美
東京海洋大学海洋科学部海洋環境学科
-
藤田 清
東京水産大
-
矢田 貞美
東京水産大
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