16.肺癌に対する術前照射療法の成績 : 第13回日本肺癌学会九州支部

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概要

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調査対象は昭和38年1月から昭和46年12月までの9年間に九大放射線科で照射を行い,九大胸部疾患研究施設で切除を行った肺癌症例44例である.照射方法は原則として病巣と肺門に対して隔日に200rずつ腫瘍線量として合計3,OOO〜4,O00rの^<60>Co照射によった.手術までの待機期間は多くは2〜3週間.対照例は同一期問の肺癌切除例118例.保険統計法による5年生存卒の成績では,I馴列では照射群62%,対照群40%,II期以上例では照射群22%,対照群26%であった.治癒手術例については,照射群67%,対照群46%,準治癒・非治癒手術例では照射群12%,対照群24%であった、これら2群の差は統計学的には有意ではなかったが,一般に考えられている術前照射療法の評価に比較して,1期例・治癒手術例については良好であった.
日本肺癌学会の論文
1975-12-10

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