(2)手術療法 : 第12回肺癌学会九州支部会
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概要
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肺癌手術例218例について,予後におよぼす諸因子について検討した.予後を決定する最大の因子は病期であって,腫瘍が肺内に限局している時期は予後がよい.リンパ節転移が分岐部,縦隔に至る時期になれば,遠隔転移の可能性がかなりある.腫瘍の大きさが2cm以下であれば,予後は格段によいが,それ以上になると,腫瘍の大きさは予後に余り関係しない.未分化癌の予後は不良である.扁平上皮癌の予後は腺癌に比しいくらかよいかも知れない.高年者の予後は手術適応を慎重にすれば,若年者のそれと変わりはない.ただ全肺切除は高年者の場合,更に選択されねばならない.術前照鮒療法の効果は不確定でroutineに用いられる療法とは考え難い.
- 日本肺癌学会の論文
- 1974-12-30
著者
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