片近傍場における1次元振動インテンシティの4チャネル法計測に伴う誤差

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概要

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差分近似によって1次元の振動インテンシティを測定する際、厳密に定義式に従って近似すると、四つのセンサを必要とすることが知られており、これを4チャネル法と呼ぶ。この手法の利点は、計測点の振動場の制約を受けないことにある。しかし、4チャネル法は、3階という高階である微分項の近似を差分によって実現しているため、用いるセンサの非常に小さい特性のばらつきや、センサ間隔のばらつきなどが、致命的な誤差を招く恐れがある。しかし、これまで行われてきた解析は、遠方場(far-field)を仮定したものがほとんどである。本論文では、片端での近傍場を考慮して誤差解析を行い、4チャネル法が、片近傍場において誤差要因に非常に敏感であることを示す。
社団法人日本音響学会の論文
1994-07-01

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