境界要素法を用いた3次元閉空間音場インパルス応答の推定手法について

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概要

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本論文では、音の波動性を考慮して室内音場を精密に解析する手法を、3次元閉空間音場内のインパルス応答を境界要素法を用いて推定することを通して検討した。特に、インパルス応答の推定において注意すべき点を、例を挙げて指摘した。また、計算コストの面から、有限要素法と境界要素法との比較を行った。更に、実際の3次元音場を近似的に模擬したモデルを作成し、その中のインパルス応答の推定を行い、実測結果との比較を行った。その結果、3次元音場内のインパルス応答の概形は推定できることが示された。しかし、境界要素法を用いた計算結果では、作成したモデルの平行壁によるモードが過大に推定されていることが分かった。
社団法人日本音響学会の論文
1994-03-01

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