住居内外の騒音及び個人騒音暴露の関連性に関する分析
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概要
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都市住居者をとりまく騒音環境を構造的に把握するための一方法として、住宅主婦を対象とした個人騒音暴露レベル、屋内騒音レベル、屋外環境騒音レベルの3種類の騒音レベルの24時間同時計測による実態調査を実施し、それらの関連性を分析した。24時間の等価騒音レベルL_<eq24>を評価量とした場合、これら3者の間の相関性は低く、それぞれ独自の音環境を形成していることが分かった。しかし、10分間単位の屋内騒音レベル及び屋内における個人騒音暴露レベルに着目して数量化I類によりモデル分析した結果、これらの短時間レベルに寄与する要因として、屋外からの侵入音の騒音レベルと屋内発生音タイプあるいは屋内行動タイプが抽出された。特に、屋外からの侵入音レベルは、睡眠中を除くと、音響的に寄与しているのではなく、居住者の屋内発生音レベルを規制する要因として働いているものと推定された。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1992-08-01
著者
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